【イソトレチノインはどこで買える?】知恵袋ではわからない正規ルートと注意点まとめ

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イソトレチノインとは?なぜ日本で市販されていないのか

「皮膚科の薬を使っても、なかなかニキビが治らない」「繰り返しできるニキビにもううんざり…」。そんな悩みを持つ人たちの間で近年注目されているのが**イソトレチノイン(Isotretinoin)**という内服薬です。

アメリカやヨーロッパなど海外では、難治性ニキビに対する“最後の切り札”として広く処方されており、商品名では「アキュテイン」「ロアキュタン」などが知られています。しかし、日本国内ではこのイソトレチノインは市販されておらず、ドラッグストアなどでは購入できません。その理由を解説していきます。


イソトレチノインとは?重度のニキビ治療に使われる内服薬

まず、イソトレチノインはビタミンA誘導体(レチノイド)の一種で、皮脂の過剰分泌を抑える作用に優れた医薬品です。ニキビは毛穴に皮脂や角質が詰まり、アクネ菌が繁殖することで炎症が起こります。イソトレチノインはこのメカニズムに対し、以下のように4つの方向からアプローチします。

  1. 皮脂腺を萎縮させて皮脂分泌を抑える

  2. 角化(皮膚のターンオーバー)を正常化する

  3. アクネ菌に対する抗菌作用

  4. 炎症を抑える抗炎症作用

このように、従来のニキビ治療薬では改善しにくかった重症例にも有効とされ、海外では1980年代から広く使用されてきました。米国食品医薬品局(FDA)でも承認されており、多くの国で治療ガイドラインに記載されています。


なぜ日本では未承認?その背景とは

日本では現在(2025年6月時点)、イソトレチノインは厚生労働省によって医薬品として未承認となっています。これは、「効果が認められていないから」ではなく、以下のような安全性・倫理的な配慮が主な理由とされています。

① 催奇形性のリスクが非常に高い

イソトレチノインには「催奇形性(さいきけいせい)」と呼ばれる副作用があり、服用中に妊娠すると胎児に深刻な奇形が起きる可能性が極めて高くなります。このため、海外では女性患者に対し、服用中・服用後6ヵ月間の避妊を義務付ける厳格な制度(iPLEDGEプログラムなど)が運用されています。

日本国内では、こうした制度を整備・運用するまでのハードルが高く、安全管理体制が不十分と判断されているため承認に至っていないとされています。

② 長期服用時の副作用リスク

イソトレチノインは肝機能障害や高脂血症、うつ病や幻覚など、全身に及ぶ重篤な副作用のリスクもあります。そのため、処方には慎重な判断と定期的な血液検査などの医療的フォローが必須です。

このように医療現場側にも高い管理能力が求められることから、広く保険診療として認めるには至っていないのが現状です。

③ 日本では「命に関わる疾患」ではない扱い

日本では、ニキビは原則として**「美容的な疾患」と見なされており、命に関わる病気ではない**と位置づけられています。このため、リスクの高い薬を承認する必要性が相対的に低いと判断されやすいのも一因です。


市販薬として流通しないのはなぜ?

ここで重要なのが、「じゃあ薬局で自由に買えるようにしてほしい」という声に対しての答えです。

イソトレチノインは、日本で未承認であると同時に、第1類医薬品(要薬剤師の販売)や第2類市販薬としての登録すらされていません。つまり、薬局・ドラッグストア・ネット通販での市販は一切不可ということになります。

仮に国内で販売されていたとしても、管理指導や副作用フォローが困難であるため、**専門医の診察と処方が義務付けられる医薬品(医師専用薬)**となるはずです。


知恵袋で「どこで買えるの?」が話題になる理由

知恵袋やSNSでは、「イソトレチノインはどこで買えますか?」「薬局で売ってますか?」という質問が多く投稿されていますが、それは薬局で手に入ると誤解している人が多いためです。

実際には、

  • 薬局:×(未承認薬のため販売不可)

  • 病院:△(自由診療クリニックでのみ一部対応)

  • 通販:△(ほぼ個人輸入=厚労省が注意喚起)

  • オンライン診療:〇(医師の判断・処方があればOK)

というのが現状の選択肢です。


市販されていないからこそ“安全な入手ルート”を選ぶ

イソトレチノインは、効果の高い一方で、副作用リスクも大きい未承認医薬品です。だからこそ、日本では市販されておらず、医師の処方による自由診療の形でしか入手できないという現実があります。

厚生労働省も、未承認薬の個人輸入に対して強く注意喚起しており、安易な購入は避けるべきです。

イソトレチノインの使用を検討する際は、専門の医師に相談し、安全に正しく使うことが、肌の健康を守るために最も大切なステップです。

イソトレチノインは薬局で買える?市販での入手は可能?

「ニキビがどうしても治らない。せめて薬局でイソトレチノインが買えたら…」
そう思って検索をする人が、Yahoo!知恵袋をはじめとするQ&Aサイトには多数見受けられます。しかし結論から言うと、イソトレチノインは日本国内の薬局では購入できません。また、ドラッグストアやECモール(Amazon、楽天市場など)でも市販はされていません。

ここでは、なぜ薬局で販売されていないのか市販薬との違いは何か、そして個人輸入や通販に関する注意点まで詳しく解説します。


結論:イソトレチノインは薬局では購入不可

イソトレチノインは、日本では2025年6月現在も厚生労働省により未承認薬とされています。つまり、正式に国内で販売・流通させることが認められていないため、一般薬局では一切取り扱いができないのです。

たとえ処方箋を持っていても、薬局に在庫がなければ販売はできませんし、調剤すら不可能です。これはイソトレチノインが医師の診察・指導のもとでしか扱えない特殊な医薬品であるためです。


市販薬(OTC)との違いとは?

ここで混同しやすいのが「市販薬と処方薬の違い」です。

項目 市販薬(OTC) 処方薬(Rx医薬品)
購入方法 薬局やドラッグストアで購入可能 医師の処方箋が必要
対象となる症状 比較的軽度な症状 重症や慢性疾患など
管理者 薬剤師または登録販売者 医師(診断・処方)+薬剤師(調剤)
イソトレチノイン × 取扱い不可 △ 自由診療クリニックで処方対応あり

このように、イソトレチノインは医師の管理のもとで使うべき処方薬ですので、そもそも市販薬の範疇に入らず、薬機法上、市販できない構造になっています。


「ネット通販で見かけたけど?」は要注意!

Amazonや楽天市場で「イソトレチノイン」や「ロアキュタン」と検索すると、それらしき商品がヒットすることがあります。しかし、それらの多くは違法またはグレーなルートで出品されている可能性が高く、厚生労働省も以下のようなリスクを警告しています。

“海外から個人輸入された医薬品は、製品の品質や有効性、安全性が日本の基準で確認されていません”
厚生労働省|医薬品等の個人輸入に関する注意喚起

特に以下の点が問題になります:

  • 成分が正確に含まれていない可能性(偽物の恐れ)

  • 賞味期限や保存方法が不明

  • 副作用が出ても医療対応を受けられない

  • 日本語での成分表記や注意書きがない

特にイソトレチノインは、妊娠中の服用で胎児に重篤な奇形が生じるリスクが非常に高い薬です。したがって、成分が正しくなかったり、用法・用量が間違っていれば、重大な健康被害に直結することもあります。


イソトレチノインを“安全に”使うには?

イソトレチノインを安全に使うためには、次の2つのルートしかありません。

  1. 自由診療を行うクリニックを受診する(オンライン含む)

  2. 医師の診察を受けて処方してもらう

これらの医療機関では、患者の体調や服薬歴、アレルギーの有無を確認し、必要に応じて血液検査や妊娠検査も行った上で処方されます。

薬の内容や副作用についても十分に説明を受けたうえでの服用となるため、「間違った使い方」でトラブルになるリスクを大幅に抑えることができます

自由診療では保険は適用されませんが、価格やフォロー体制も含めて、正規ルートでの処方を選ぶことがもっとも安全かつ信頼できる手段といえるでしょう。


「薬局で買えない」理由は安全への配慮にある

ここまで見てきたように、イソトレチノインが薬局で販売されていないのは、国としての安全管理の姿勢によるものです。「簡単に買えたら楽なのに…」という声はもっともですが、それだけリスクの高い薬であることの裏返しでもあるのです。

たとえば、以下のような副作用が報告されています:

  • 肝機能障害

  • 精神的な変調(うつ症状・幻覚など)

  • 妊娠による胎児への奇形リスク

  • 脱毛、乾燥、関節痛 など

これらのリスクを医師が把握したうえで診断・処方を行う必要があるため、薬局では簡単に販売できない設計になっています。

イソトレチノインは薬局や市販では買えません

「イソトレチノインはどこで買えるのか?」という疑問に対し、明確に答えるならば、日本では薬局・ドラッグストアでの販売はされておらず、医師の診察・処方による入手が唯一の正規ルートです。

さらに、個人輸入や通販での購入は、

  • 偽物の可能性

  • 健康被害

  • 副作用への対応ができない

といった深刻なリスクがあるため、厚生労働省も強く注意喚起しています。

安心して治療を受けたいなら、専門の医師に相談し、正規のルートで処方してもらうことが何よりも重要です。

どの病院でも処方される?皮膚科・美容皮膚科の違いと実情

「皮膚科に行けばイソトレチノインは処方してもらえるの?」
「美容皮膚科じゃないと無理?」
こうした疑問は、イソトレチノインの服用を検討している方が最初に直面する壁です。

答えはやや複雑ですが、結論から言えばすべての皮膚科でイソトレチノインが処方されるわけではなく、自由診療を行うクリニックや美容皮膚科でしか対応していないケースが多いのが実情です。

本記事では、イソトレチノインが処方される医療機関の選び方や、皮膚科と美容皮膚科の違いについて詳しく解説します。


一般的な皮膚科では処方されないことが多い

多くの人が最初に思い浮かべる「皮膚科」は、健康保険が適用される保険診療中心のクリニックです。湿疹やかぶれ、水虫、アトピー性皮膚炎などの治療に対応しており、もちろんニキビ治療も保険の範囲内で行われます。

では、そういった皮膚科でイソトレチノインが処方されるかといえば、答えはNO。なぜなら、イソトレチノインは日本では未承認薬であり、保険診療の範囲外(自由診療)での扱いになるためです。

多くの保険診療中心の皮膚科は、未承認薬の取り扱いをしていません。取り扱うには別途輸入手続きや同意書取得、リスク管理体制が必要となるため、設備・方針・コスト面から導入していない医院がほとんどです。


美容皮膚科・自由診療クリニックが主な選択肢

一方で、**美容目的の治療を行う「美容皮膚科」や「自由診療クリニック」**では、イソトレチノインを積極的に取り扱っているところが増えてきています。

これらの医療機関では、以下のような特徴があります:

  • 海外製のイソトレチノインを独自に輸入し、国内患者に提供している

  • 薬代・診察代ともに全額自己負担(自由診療)

  • 使用にあたっては同意書の提出やリスク説明が必要

  • 一定の医療管理体制(血液検査・妊娠検査など)を整備している

美容皮膚科では、従来の保険薬(抗生物質や外用レチノイドなど)では効果が薄かった重症ニキビや、大人ニキビ・吹き出物の患者に対して、保険外の治療オプションとしてイソトレチノインを提案するケースが増えています。


「診察=処方」ではない!診断で処方が見送られることも

大切なポイントとして、たとえイソトレチノインを取り扱っているクリニックに行ったとしても、必ずしも処方してもらえるわけではありません。

医師は、以下のような条件を確認したうえで「服用の可否」を判断します。

  • ニキビの重症度や改善履歴(抗菌薬などの治療歴)

  • 妊娠の可能性がないか(女性)

  • 肝機能や中性脂肪の値に問題がないか

  • うつ症状・精神疾患の既往がないか

  • アレルギーや薬の併用状況の確認

特に女性の場合は、服用中および服用後6ヵ月間の避妊を確約できるかどうかが大前提となります。催奇形性のリスクがあるため、妊娠可能性がある方には非常に厳しい管理体制が必要です。

つまり、「イソトレチノインください」と申し出ても、その場で簡単に出してもらえる薬ではなく、医学的なリスク評価を受けたうえで医師が処方の是非を決定する仕組みになっています。


受診前に確認すべきポイント

イソトレチノインの処方を希望する場合は、以下の点を事前に確認しておくとスムーズです。

  1. そのクリニックでイソトレチノインの取り扱いがあるか?
    → 公式サイトや予約ページ、電話での問い合わせで確認可能。

  2. 診察料・薬代・検査料などの費用体系はどうなっているか?
    → 自由診療のため、価格はクリニックによってバラつきあり。

  3. オンライン診療に対応しているか?
    → 対面に限らず、オンラインで診察・処方できるクリニックも増加中。

  4. 副作用時の相談・フォロー体制はあるか?
    → LINE相談や再診料の有無など、継続治療を考慮した体制が理想。

これらを確認しておくことで、初診時に戸惑うことなくスムーズな診療が可能になります。


「知恵袋の情報だけで決めない」が大切

インターネットのQ&AサイトやSNSでは、「〇〇の皮膚科で処方してもらえた」「△△なら初診から出してくれた」といった体験談が多数投稿されています。

しかし、これは一個人の体験にすぎず、誰にでも当てはまるとは限りません

その人の肌状態や過去の治療歴、生活状況、健康リスクに応じて、医師の判断が異なるのは当然です。医薬品は“個人対応が原則”であり、他人の口コミはあくまで参考情報にとどめておくべきです。

個人輸入は本当に危険?厚労省の見解とリスクを知る

「イソトレチノインを病院で処方してもらうのは面倒」
「個人輸入なら安く手に入るって聞いたけど…」

こうした理由から、ネット上では“個人輸入”によってイソトレチノインを手に入れようとする人が後を絶ちません。実際、検索エンジンで「イソトレチノイン 個人輸入」と入力すると、通販代行サイトや掲示板の情報が大量に出てきます。

ですが、個人輸入には極めて大きな健康リスクが伴います。本記事では、厚生労働省が正式に警告している内容や、実際に起こり得る危険性について解説します。


イソトレチノインの個人輸入は合法?違法?

まず前提として、個人が自分の責任で使う医薬品を少量輸入すること自体は、必ずしも違法ではありません。
これは「医薬品医療機器等法(旧・薬事法)」に基づいた例外的な扱いです。

ただし、次のような条件や制限が厳しく定められています

主な制限事項(厚労省サイトより):

  • 処方薬を個人輸入するには、医師の処方箋または指示書が必要

  • 1か月分を超える数量の輸入は禁止

  • 第三者に販売・譲渡・提供することは違法

  • 郵送・配送ルートによっては税関で没収されることもある

つまり、「個人で勝手に大量に買って、自由に使っていい」わけではありません。
とくにイソトレチノインのような未承認薬は、服用リスクが非常に高いため、厚労省は繰り返し注意喚起を行っています。

厚生労働省|個人輸入に関する注意点と健康被害のリスク


厚労省が警告する「イソトレチノイン」の個人輸入リスク

イソトレチノインは米国などでは「アキュテイン」「ロアキュタン」として知られる医薬品で、特に胎児への催奇形性が強く報告されています。
これに関して、厚労省は以下のような明確な注意喚起を出しています:

「アキュテイン(イソトレチノイン)を個人輸入で入手しないよう強く注意を喚起しています。妊娠中に服用すると胎児に重大な先天異常を引き起こす可能性が極めて高く、安全な使用には厳格な避妊と医師による管理が必要です。」

未承認薬「アキュテイン」に関する注意喚起(厚生労働省)


実際に起こり得る個人輸入のリスクとは?

① 偽物・粗悪品の可能性

個人輸入サイトで販売されているイソトレチノインの中には、有効成分が不足している、もしくは全く入っていない偽物も存在します。ラベルやパッケージが本物そっくりでも、中身が異なる場合があるため極めて危険です。

また、本物であっても保管環境が適切でない(温度管理・湿度管理が不明)ことにより、品質が劣化している可能性もあります。

② 副作用が起きてもサポートがない

イソトレチノインは、以下のような副作用が報告されています。

  • 肝機能障害

  • 中性脂肪の上昇

  • 精神的な副作用(うつ、幻覚、自殺念慮)

  • 脱毛・皮膚の乾燥

  • 鼻血、目の乾燥、関節痛

正規の医療機関であれば、こうした副作用に対して血液検査や減薬・中止などの管理が受けられますが、個人輸入ではそれが一切ありません。

③ 法的トラブルや没収リスク

海外からの輸送品は税関でチェックされる対象となっており、医薬品は特に厳しく審査されます。処方箋や証明書がなければ没収・廃棄される場合もありますし、反復的な輸入は違法行為と見なされる可能性もあります。


個人輸入をすすめる情報サイトにも注意

最近では、「イソトレチノインを安く買う方法」「自己責任で個人輸入」などといった内容の記事やブログ、SNS投稿が多数見られます。しかし、その多くは広告収入やアフィリエイト目的で運営されており、安全性より利益を優先しているケースが少なくありません。

見た目は医療情報サイトのように見えても、情報の出典が不明瞭だったり、厚労省の見解に逆行するような内容が含まれていることもあります。
公式な公的情報(厚労省、PMDAなど)を基準に判断するのが安全です。


安全に使いたいなら、医師の診察を受けるのが唯一の方法

重症ニキビや繰り返すニキビに悩んでいる場合、イソトレチノインが希望の光となることは確かです。ただし、その効果は医師の診断・管理のもとでこそ安全に引き出されるものです。

次のような手順での入手が、最もリスクが少なく安心です:

  1. イソトレチノインを取り扱っているクリニックを確認

  2. 初診を受け、使用適応があるか医師の診断を受ける

  3. 同意書・検査を経て、必要があれば処方を受ける

  4. 副作用が出た場合は医師に相談して適切に対応


「安さ」より「安全」を選ぶ判断を

個人輸入によるイソトレチノインの服用は、**コストを抑えられるように見えても、健康被害や法的リスクを考えると“割に合わない選択”**であることは明白です。

特に妊娠中・妊娠の可能性がある女性にとっては、胎児への重大な影響(催奇形性)という取り返しのつかない結果を招く恐れがあります。

厚生労働省の発信する情報を参考にし、個人輸入ではなく、正規の医療機関で診察・処方を受けることが、最も安心・安全な道です。

安心・安全にイソトレチノインを使うための正しいステップ

「イソトレチノインを使いたいけど、副作用が怖い…」
「できれば安心して治療を始めたい…」
このような不安は当然のことです。イソトレチノインは重症ニキビの治療に効果が期待される一方で、強い副作用リスクがある未承認医薬品でもあります。

そのため、個人輸入で安易に使用するのではなく、医師の診察と指導のもとで安全に服用することが必須です。本記事では、イソトレチノインを安心して使用するための5つのステップを具体的にご紹介します。


ステップ①:まずは「処方可能なクリニック」を探す

イソトレチノインは、一般的な皮膚科ではほとんど取り扱われていません。理由は、日本では厚生労働省によって未承認薬とされているためです。取り扱っているのは主に、以下のような医療機関です:

  • 自由診療を行っている美容皮膚科

  • ニキビ治療に特化したオンライン診療クリニック

  • 海外承認薬を独自に輸入している自費診療クリニック

インターネットで「イソトレチノイン 処方 クリニック」と検索し、取り扱い実績が明記されている医院を選ぶのが確実です。また、初診時の費用、定期検査の有無、対応時間帯なども事前に確認しておくと安心です。


ステップ②:医師の診察と適応判断を受ける

クリニックが決まったら、必ず医師の診察を受けてください。イソトレチノインは強い作用を持つため、使用できるかどうかは個々の状態により異なります。医師は以下のような項目を総合的にチェックします:

  • 現在のニキビの重症度と経過

  • これまで使用した薬や治療歴

  • 妊娠の可能性(女性の場合)

  • 血液検査(肝機能・中性脂肪・コレステロールなど)

  • 精神状態の確認(うつ病などの既往がないか)

特に女性は、服用中と服用後6ヵ月間の避妊が必須であり、避妊に同意できない場合は処方されません。

※ これは厚労省が注意喚起する「催奇形性」によるものです。
厚労省による注意喚起ページ


ステップ③:服用時のルールと生活上の注意点を守る

イソトレチノインの服用は、医師の指示に従って行うことが絶対条件です。一般的には次のような服薬ルールが設定されます。

  • 1日1回、食後に服用(吸収率が高いため)

  • 体重に応じて1日20mg〜40mgの投与

  • 最低でも4~6ヶ月間の継続服用が推奨される

さらに、服用中は次のような注意が求められます。

注意項目 内容
紫外線対策 皮膚が敏感になるため、日焼け止めが必須
保湿 唇や肌が乾燥しやすいため、ワセリンなどを常備
献血の禁止 成分が血液製剤に移行するリスクがある
禁止薬の併用回避 ビタミンA製剤、テトラサイクリン系抗菌薬など

これらを守ることで、副作用リスクを最小限に抑えながら治療効果を得ることができます。


ステップ④:定期的な検査と医師のフォローを受ける

イソトレチノインの服用期間中は、定期的な医療チェックが欠かせません。
特に必要とされるのが次の検査です。

  • 血液検査(肝機能・脂質異常の有無)

  • 妊娠検査(女性)

  • 精神的な体調確認(うつ症状など)

副作用が現れた場合には、すぐに医師に相談し、服用を中止するか、量を調整するかの判断が必要になります。

例えば、以下のような症状が出た場合は注意が必要です:

  • 強い頭痛や吐き気、めまい

  • 異常な気分の落ち込み、無気力

  • 肌や唇の極端な乾燥

  • 関節痛や筋肉痛

  • 脱毛の増加

医師の指示を仰がずに自己判断で服用を中断・再開するのは危険です。症状の変化は必ず報告しましょう。


ステップ⑤:服用終了後も6ヶ月間は注意が必要

イソトレチノインの服用を終了した後も、6ヶ月間は以下のことを厳守する必要があります。

  • 妊娠の回避(女性)

  • 献血の禁止

  • ビタミンA過剰摂取の回避

この理由は、薬の有効成分が体内に残存し、胎児や他者に影響を及ぼす可能性があるためです。服用終了後も薬の影響が続くことを理解し、医師の指導に従いましょう。


正しいステップで服用すれば、イソトレチノインは強い味方に

イソトレチノインは、重症ニキビや繰り返す大人ニキビに対して有用な治療薬である一方、使用には正しい知識と厳格な管理が必要です。

だからこそ、以下のステップを確実に踏むことが大切です:

  1. 処方可能なクリニックを選ぶ

  2. 医師の診察と適応判断を受ける

  3. 正しい服用方法と生活管理を守る

  4. 定期的な検査・相談を怠らない

  5. 服用終了後も注意を継続する

「すぐに治したい」という焦りや、「自己判断で何とかなる」という過信は、かえって肌と健康を損なう結果につながりかねません。

確実に、安心してイソトレチノインを使うには、専門の医師の管理下で、丁寧に治療を継続することがもっとも安全な道です。

厚生労働省:個人輸入と未承認薬の注意喚起はこちら

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